学生寮のメリット

大学進学を機に初めて親元を離れて一人暮らしをする場合、大学の紹介でアパートを借りる、大学近くの知人の紹介でアパートを借りる、大学近くの親せき宅に寄宿する、など、さまざまなケースがあります。
その中でも、学生寮に入る、という選択をする人も多いのが実情です。

学生寮というと、一昔前は学生運動の拠点になるなど、危うい側面を感じる人も年配の人には多いかもしれませんが、最近の学生寮はすっかり様変わりしています。
少子化の中、少しでも多くの学生を確保したい大学は、通学、生活に便利な学生寮を用意するようになっています。
以前は相部屋が普通でしたが、最近は個室を備えた学生寮も珍しくなく、全室個室、というアパートを変わらない環境の学生寮も多くなっています。

学生寮のメリットには、大学に至近で通学に便利、とか、食事つきなのでバランスのとれた食生活が保証されるとか、同じ大学のさまざまな学生との共同生活で協調性が養われる、ことなどがあげられます。
共同生活で協調性が養われることは、就職の際にも有利と言われています。

こうしたメリットとともに、特筆すべきはその経済性です。
まず、寮費(家賃)はその周辺でアパートを借りるのに比べれば、かなり格安となります。
そして、学生寮にもよりますが、多くの学生寮にはベッドやテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの生活に必要な家具や家電が備え付けられている、ということです。

親元を離れた一人暮らし、というのは、家計の面から言えば、2重生活を送る、ということになります。
それまで1つでよかった家具、家電を新たに1セット用意しなければならない、ということです。
学生用のレンタルなどもありますが、それでも新たな出費が増えるということに変わりはありません。

また、慣れない土地でこうしたものをあれこれ探す、というのは、なかなかの手間がかかります。
慣れない土地ですから、地理ばかりでなく販売店の情報にもうとく、必要以上に高いものを買ってしまう、ということもありがちです。

その点、学生寮には必要最低限の家具、家電は用意されています。
入寮の際には当然、引っ越しに備えて下見をするでしょうから、その際にどんなものが備え付けられているか、を確認すれば、新たな購入はかなり抑えられるはずです。
寮によっては、ほとんど身の回りのものだけで入れるようなところもあるはずです。

退寮の際のメリット

快適に過ごした学生寮から、退寮する日がいずれは来ます。
寮によっては多くの学生に入寮の機会を与えるため、2年間など入寮期間を定めているところもありますし、卒業すれば退寮しなければなりません
当然、引っ越しをしなければいけません。

普通、引っ越しというと引っ越し業者に頼んで運んでもらう、ということになりますが、学生寮からの引っ越しの場合は必ずしもその必要がない場合があります。
むしろ、引っ越し業者に頼む必要がない場合の方が多いはずです。

退寮は多くの場合、3月でしょう。
この時期は入学、卒業、そして企業の人事異動などが重なり、引っ越し業者が最も忙しくなる時期です。
いざ、業者を頼もうと思ったら、どの業者も予定が詰まっていて、予約が取れない、ということもあり得ます。

しかし、学生寮の場合、まず家具、家電などかさばる物は備え付け、というケースが多いですから、持っていく必要はありません。
さらに、共用スペースは充実していても個人の生活スペースは案外狭い、というケースも多くみられます。
生活するうえでは若干不便に感じたかもしれないこのことが、引っ越しの際には、大きなポイントの一つになります。
個人の生活スペースが狭い、ということは物を置けない、ということです。

すなわち、持っていく物が、アパート暮らしをしていた場合に比べて、圧倒的に少ない、ということになります。

レンタカー・宅配便を利用して引越し

家具はない、家電もない、生活用品も少ない。
こんな時、わざわざ引っ越し業者を頼む必要はありません。
これは大きなポイントです。

見積もりの日程調整をしたりするわずらわしさもありません。
では、具体的にはどうすればいいのでしょう。

引っ越し先にもよりますが、それほど遠くなければ、レンタカーなどで軽トラック、あるいは量にもよりますがライトバンなどを借りて、自分で運んでしまうという方法があります。
転居先が比較的遠い場合は、宅配便を利用するとよいでしょう。
その場合は、まず近くのスーパーなどから段ボール箱を調達し、その段ボール箱に使う必要がないものからどんどん入れていき、それを順次宅配便で送ってしまえばそれで引っ越しは完了です。
この手軽さは大きなポイントです。
料金も、業者を頼む場合を考えれば、格段に安く済ませられます。

あとは、退寮の日の朝に使った歯ブラシなど、手持ちの荷物をバッグなどに入れて、転居先に向かえば、既に段ボールは届いているはずです。
転居先が実家ならすぐに生活できますし、アパートなどの場合は、それまでに必要な家具、家電を手配しておく必要はありますが、業者に頼む引っ越しよりは手軽に新生活を始められます。

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