田舎暮らしに憧れる? 都会で育った人の盲点とは!

「スローライフ」という言葉が聞かれるようになって十数年になります。
生活スタイルに関する考え方のひとつで、高速に大量生産できる「ファストフード」に対して、
その地域の伝統的な食文化、素朴な食材、健康によい有機農業によって作られた食品などを指す「スローフード」から派生した言葉と言われています。
スローライフがブームとなり、テレビの番組でも芸能人が田舎を旅して民家に泊めてもらったり、
地元の人の協力のもと、民家を再生したり農作物を栽培したりという企画が長期にわたり放送され、人気を呼んでいます。
都会の華やかなところで生きる芸能人が、田舎で汗を流して農作業などに打ち込み、
丹精込めて作った食材で出来上がった料理がテレビの画面に映った時、これまでにないほど美味しそうに見えた人も多いのではないでしょうか。
都会で暮らす人の中には、青い空や高い山に囲まれてできた大地の恵みに刺激を受けた人もいるようで、
実際に、都会の喧騒に疲れたり農業に目覚めたりした人が、勤めていた会社を辞めて家族と共に田舎に移り住み、
自給自足の生活を始めたというパターンは多いです。
地方でも都会から田舎暮らしを求める人のために、古民家を再生して移住後の住まいとなる物件や土地を用意し、
受け入れる体制を作っているところもあります。
時間がゆっくり流れ、太陽の光を浴びた野菜がすくすく育ち、採れたての美味しい山の幸を味わい、
空気がきれいで夜には星空が美しく…そんな田舎の暮らしをイメージして、夢を膨らませて第2の人生を始める人々。
しかし、初めは何でもが新鮮に感じた田舎暮らしでも、都会の生活に慣れてしまっていると違和感を感じてくることもあります。
例えば、
・バスの運行が1時間に1本など、交通の便が悪く、車がないと生活できない。
・世話好き、面倒見が良い人が多いが、人と人との距離が近く、それがだんだんとうっとうしくなる。
・田舎でのびのび子育てしたいと思ったのに若い人や子どもが少ない。
・買い物でも仕事でも、何かにつけて選択肢が少ない。
・携帯電話などの電波が悪い。
など、都会の生活と比較し、その不便さに嫌気がさす人も出てくるようです。
もちろん、田舎のそんな暮らしにどっぷりはまって馴染んでいる人もいます。
転勤などで一時的に住むのではなく、田舎で人生再出発!と考えている人は、田舎暮らしをしたいという理由を今一度、じっくり考えてみてください。

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